2014年11月30日日曜日

釜石ウクレレ会

昨年発案した「音楽の種まき」プロジェクトの一環として始められた釜石でのウクレレプロジェクトがこの秋に「ウクレレ会」として定期的な集まりを持てるようになりました。その様子がFacebookにアップされていました。→いっぽいっぽ岩手

現地で開催のために労をとってくださっている「いっぽいっぽ岩手」の高橋先生をはじめ、昨年何度も釜石に足を運んでいただき「ウクレレ会」の基盤作りをしていただいた関根一夫先生、ジョン山崎先生、そして釜石のためにウクレレを提供してくださったウクレレメーカー「Koaloha」の創業者であるアルビンさんに心から感謝します。

今後LE(応援団の略称になっています)からは岩渕がウクレレの講師をかねて、3ヶ月に1度程度のペースで釜石へ伺うことにしています。このプロジェクトが継続されて、子供たちが参加してくれる「子供ウクレレ会」へ広がっていったらと願っています。今後もLEの活動のためにご支援をお願いします。

2014年11月12日水曜日

仙台の沿岸部(岩渕)

今回の滞在2日目の11日は10時少し前に最初のライブ会場のニッペリア仮設住宅に入りました。会場では健康体操が行われていて、終わるまで会場の外で待機です。健康体操が終わったタイミングで音響機材や茶菓の搬入を開始しましたが、セッティングは昨日に続いて2回目なので、なんと15分程度でセッティングを終えて、簡単なサウンドチェックをすることができました。準備の時間があまりないのでひよっとしたら開始が遅れるかもしれないと話していたのですが、無事に予定の10時半にスタートすることができました。





一昨年もこちらに来ましたが、その時に比べるとずいぶん人が少なくなっているそうです。家を建てた方や、復興住宅へ移った方がかなりいらっしゃるようです。



ニッペリアでのセットリストはこんな感じでした。

1  日日草
2  なぜか人生初の「青葉城恋歌」
3  ぺんぺん草
4  北上夜曲
5  私の青空
EN
6  生きているから

ライブの後はなんと芋煮がふるまわれました。私も久しぶりの芋煮に舌鼓を打ちながら、一緒にテーブルを囲んだ皆さんと震災の頃の事や、最近の生活のことなどなどいろいろと話が弾みました。話の端々に感じるのは私も仙台人だということです。なぜならばローカルな話にどこまでもついていくことができました。



芋煮も一段落したところで、午後のライブのための移動開始です。機材をたたんで、会場を掃除して、ライブ会場の港南ハウスへ向かいました。こちらはご自分も被災されたOさんご夫妻が今後のためにみんなが集まれるようにと計画して建てたお宅です。

こちらには近所の方をはじめ、遠くからも「コンサートならば」ということで来てくださった方々で席がいっぱいになりました。



こちらのセットリストです。

1  きく
2  スマイル
3  ただありがとう
4  ガクアジサイ
5  なんでもできる
6  私の青空
7  God Bless You
EN
8  生きているから
EN
9. 父の涙

こちらでも初めて聴く歌が多いのにもかかわらずみなさんが最後まで耳を傾けてくださり、良い時間を持たせてもらいました。

ライブの後にお茶の時間があったのですが、みなさん和気あいあいといろんな話を聞かせてくれました。「また歌いにきてください」なんて嬉しい言葉をかけていただきながら港南ハウスを後にしました。

ここ1年ほどは宮城は交通の便も良いこともあって、比較的に多くの方々がボランティアに出かけていらっしゃることを見聞きしていました。私はあまり人が行かないところに行かせてもらおう、ということで福島や岩手を訪ねることが多かったのですが、震災から時が過ぎて、宮城でもボランティアの方は減っているそうです。今回の2日間の訪問で東北のそれぞれの地域で今もボランティアが必要とされていることを再確認しました。”東北応援団 LOVE EAST”の働きが現地のニーズに応えてゆけるように、引き続きみなさまのご支援をお願いします。

2014年11月10日月曜日

亘理町公共ゾーン第2集会所(岩渕)

今日は昨年に続いて2度目の亘理への訪問です。仙台駅で新幹線を降りて常磐線に乗り換え、南へ向かって約30程で亘理に着きます。常磐線は亘理の先の浜吉田駅で途絶えています。その先の相馬方面へはバスを乗り継いで行けるようです。駅前には接続のバスが待っていました。


私は亘理で下車して今回お世話になる「HOPEみやぎ」のバンへ乗り込みました。



今回は昨年訪問した仮設住宅とは別のところにある「亘理公共ゾーン第2集会所」という所です。ちょうど常磐線の窓から見えていた仮設住宅でした。

12時に会場入りをして、早速PAのセッティングです。「HOPEみやぎ」ではPAのセッティングができるスタッフがいないので、最近はミュージシャンにコンサートの依頼をしにくいとのことでした。音響の手助けをしてくださる方も必要ということですね。

セッティングを終えて、お昼は亘理名物の「はらこめし」のご馳走をいただきました。



ボリュームもあってとてもおいしくいただきました。これで1000円しないそうです。亘理にお出かけの時にはぜひ「はらこめし」にトライしてみてください。

さてライブは1時半から約45分程度を予定していました。司会の方に紹介をしていただいてライブが始まりました。正確な人数は確認していませんが大体70人くらいの方が集まっていらっしゃったと思います。

今日のセットリストは以下のとおりです。

1 スマイル
2 ペンペン草
3 まつたけ
4 なんでもできる2014
5 私の青空
EN
6 生きているから

途中いろいろなMCもしますのでこれで大体45分の時間通りでした。

いざ始まってみるとこちらの問いかけに皆さんがいろいろなレスポンスを返してくださって、まあたくさん笑い、時に涙したライブとなりました。ライブ中の写真を撮ってもらうのを頼み忘れましたので、その後のお茶の時間に私の歌っていた時の位置から写してみました。



お茶の時間もそれぞれで相当話が弾んでいるようで、みなさん時間を忘れてしまったような感じでした。

お開きが近い時間になると「もう少し歌ってほしい」というリクエストがあり。第2アンコール?になりました。歌ったのは「君がいて僕がいる」「What a wonderful world」「北上夜曲」です。ひとつ歌い終わる度に「もう少しうたって・・・」という声が聞こえてきて結局3曲の第2アンコールとなりました。最後の「北上夜曲」はみなさんも一緒に歌ってくださって、会場全体がひとつになって普通のライブという雰囲気になりました。真剣に聴いてくださったみなさまに本当に感謝します。

亘理でも仮設から復興住宅へ引越しをする方々もいらっしゃって、少しずつ顔ぶれも変わっているようです。またお会いできるかどうかはわかりませんが、「またお会いしましょう」と声を掛け合いながらみなさんとお別れしました。

ライブの中で私は「ここは亘理の武道館みたいだ〜」とジョークを言いましたが、本当に会場全体がひとつになったライブとなりました。”東北応援団 LOVE EAST”を支援してくださる方々の支援に支えていただいて今回も宮城を訪ねることができています。後方で支援をしてくださっている多くの方々に心から感謝いたします。”東北応援団 LOVE EAST”では10年のスパンでの支援活動ができるようにと願っています。これからもご支援をよろしくお願いします。明日は仙台の海側に位置する若林区の仮設住宅と個人宅の2カ所で歌いますので、なるべく早く明日の報告もさせていただきます。



「亘理公共ゾーン第2集会所」でお会いしたみなさま、「HOPEみやぎ」のスタッフやボランティアでお手伝いしてくださったみなさま、楽しい時間を一緒に作り出してくださってありがとうございました。