2017年12月21日木曜日

福岡、熊本支援報告

12月18日、19日の二日間に渡り、福岡県朝倉市と熊本市、益城町での支援コンサートをさせていただきました。今回は以前から17日に大牟田でのコンサートがの予定がありましたので、もし必要ならばその後の日程を支援活動に充てることができる旨を九州キリスト災害支援センター(以後九キ災)の方へ問い合わせをして、今回の活動をする運びになりました。活動に関しては全て九キ災の方でコーディネートしてくださいました。

まず最初は菊池シオンキリスト教会へ伺いました。こちらの教会は合志市にあり、建物への被害は少なくて済んだようですが、震災後に急遽支援物資の補給基地となり、自らが被災されながら支援活動に翻弄される日々が続いたとのことです。そのような中で教会自体が疲弊してしまい、今も震災前の状態には戻れていないとのことでした。

コンサートはクリスマスコンサートというタイトルで開催されましたが、遠くから近くから皆さんが集ってくださいました。何よりも教会にとって励まされるクリスマスプレゼントになったとおっしゃってくださったのが印象的でした。




1時間余りのコンサートを終えて、その足で豪雨被害に見舞われた福岡県朝倉市へと移動しました。今回は移動や会場設営その他を全て九キ災の方で準備をしてくださるので、私たちは歌に集中することができました。

朝倉市へは予定時間ギリギリの到着となりましたので、被害の現場を目にすることはできませんでしたが、仮設住宅にお住いの皆さんが明るく暮らそうとされているご様子が印象に残りました。


コンサート後には被災後にいち早くお店を開かれた「満吉」さんというお店で夕食をいただきました。帰り際にご主人が「ぜひこの店を使ってコンサートをしてください。店には食べ物はあるが歌はないんです。歌には力がありますから」。とおっしゃっていました。



ご主人の願い通りに、近々九キ災のコーディネートによりコンサートが実現することと思います。

翌日はまず熊本市内にある桜十字病院でのコンサートです。会場は院内にある有料老人ホームのフロアです。会場には近隣の方々もお見えになりました。



震災の衝撃は今も被災された方々の心身に様々な影響を与え続けています。こんな時「満吉」さんのご主人がおっしゃったように歌の力の出番なのかもしれません。

夕方からは益城町馬水仮設住宅でのクリスマスコンサートです。この夜はとても寒かったのですが、それにも関わらず皆さんがお出かけくださいました。


クリスマスコンサートということで最後は「きよしこの夜」を歌いながらキャンドルサービスの時間を持ちました。皆様の心に少しでも温かな光が灯る夜になれたのならば幸いです。コンサート後には自治会長さんから「また来年も来てください」とのことばをいただきました。

九キ災はNPO法人として熊本県内にとどまらずに支援活動をしてゆかれるとのことです。これからも一緒に活動をさせていただくことがあると思いますが、東北応援団 LOVE EASTとして関わらせていただくためには皆様からのご支援が欠かせません。新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。

岩渕まこと





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